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Monday, November 2, 2020

世界的なラグビーへの関心の高まりが報告書で明白に 調査会社「驚くべき成長!」 - RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)

その他 2020.11.03

[ 編集部 ]

世界的なラグビーへの関心の高まりが報告書で明白に 調査会社「驚くべき成長!」
2019年W杯、アルゼンチン対トンガ戦があった花園ラグビー場で。交流も思い出に(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2019の決勝戦からちょうど1年経った11月2日、ワールドラグビーが包括的な報告書を発表。2つのグローバル調査の結果をベースにまとめられたこの報告書で、2019年はラグビー新興国と伝統国の両方においてラグビーというスポーツが大きく飛躍した1年であったことが明らかになった。

 測定・データ分析業界の世界的なリーダーであるニールセン社が新たにまとめたグローバル調査によると、2019年時点でのラグビーユニオン(以下、ラグビー)のフォロワー数は8億7700万人に上り、2018年比で11%増。ラグビーファンの推定人口は4億500万人に上り、そのうち熱心なファンは1億2600万人で、2018年の数字からそれぞれ18%、17%の上昇となった。

 空前の拡大は、女子ラグビーとラグビー新興国における人気の高まりと参加者の増加が牽引したと言える。調査対象の36か国における女子ラグビーファン人口は2019年時点で1億4000万人を超え、2018年比で29%増加。男子ラグビーの人気も世界的に高まっており、伝統国では63%、新興国では30%上昇した。新興国では2013年以降、ラグビーファン人口は2倍近くの1億6800万人に拡大。特にブラジルとインドで顕著に増加したことも明らかになった。

 そして、アジア初の開催となったラグビーワールドカップ2019日本大会は、ファンのエンゲージメントでの記録を破り、アジア全域でラグビーが拡大した。
 同大会後、日本でのラグビーへの関心は急上昇し、2019年における熱心なファン人口は4倍に、ファン人口は138%増加した。悲願のベスト8入りを果たした日本代表の活躍もあって、感動はアジア全土に広がり、インド国民の14%(前年比で75%増)がラグビーに興味を持ち、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムがラグビーワールドカップ2019テレビ視聴者数の世界ランキングで上位20位入りを果たしている。

 また、ラグビーはチームワーク、規律、フェアプレー、相手へのリスペクトなどを大事にしており、伝統国ではフォロワーの3分の2がラグビーはポジティブな模範となっていると答えている。

 そして、調査対象となった17か国のうち15か国が5年前に比べてラグビーはより安全なスポーツになったと答えており、プレーヤーの身の安全に対する捉え方が向上したことも重要なデータ結果だ。

 ニールセン・スポーツ&エンターテイメントUK&アイルランドの取締役であるスペンサー・ノーラン氏は次のように述べている。
「2019年は確かにラグビーにとって成功の年でした。そして成功のハイライトとなったのは、間違いなくアジア初開催となったラグビーワールドカップでした。2019年大会開催後、85か国におけるラグビーファン人口(ラグビーに興味がある、または非常に興味があると答えた人の数)は2018年時点の3億4400万人から4億500万人に増加しました。1年間で6000万人以上増加するという驚くべき成長です! サッカー、バスケットボール、テニス、モータースポーツ、ゴルフなど他のメジャースポーツと比較しても、ファン数の拡大において2019年のベストパフォーマーはラグビーユニオンでした」

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