東北電力女川原発２号機の技術的な安全性を検証するための専門家による宮城県の検討会は、９１にわたる論点について、意見や要望を取りまとめ、村井知事ら、女川原発が立地する自治体のトップに報告しました。２９日の結論は、村井知事らが、再稼働に同意するかどうか、いわゆる地元同意のうえで重要な判断材料となります。県の「女川原発２号機の安全性に関する検討会」では、冒頭、若林利男座長が、村井知事ら３つの立地自治体のトップに報告書を手渡しました。検討会は、５年半、２４回にわたって議論を重ね津波工学や原子力工学など１０人の専門家が、東日本大震災で被災した施設が、健全なのか国の新規制基準に適合すれば安全といえるのか、９１の論点について意見や要望を取りまとめました。再稼働の是非について結論は出しませんでしたが、２号機の安全性を否定するものではありませんでした。報告書を受け取った村井知事は、「決して再稼働ありきではない」と改めて強調しました。報告書は、村井知事が再稼働に同意するかどうか、いわゆる地元同意のうえで重要な判断材料となります。
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July 29, 2020 at 06:57PM
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