去年９月、北海道東方沖の海上でサンマ漁船が転覆して船長が死亡し乗組員７人が行方不明になった事故で、国の運輸安全委員会は船が横波を受けて大きく傾いた時に突風が吹いて転覆した可能性があるとする報告書を公表しました。
去年９月、根室市の納沙布岬の東およそ６４０キロの海上で、サンマ漁船「第六十五慶栄丸」（２９トン）が転覆しているのが見つかり、船長（当時５２）が死亡したほか乗組員７人も行方不明になりました。
国の運輸安全委員会が２７日公表した報告書によりますと、漁船は最大でおよそ７メートルの高波の中、横揺れしながら航行していたと推定されるとしています。
そこに横波を受けて船体が大きく傾いた時に突風を受けてバランスが崩れ、転覆した可能性があると結論づけています。
このため運輸安全委員会は再発防止策として横波を受けないような針路をとるとともに、気象情報をもとに出港するかどうかや早めの帰港判断を行うことなどを求めています。
この事故をめぐっては海上保安部が死亡した船長を業務上過失往来危険などの疑いで今月、書類送検しています。
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August 27, 2020 at 08:16AM
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サンマ漁船転覆事故の報告書公表｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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