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Thursday, April 23, 2020

台風19号検証報告書「被害防止の努力不足」 市議会臨時会:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

 川崎市議会臨時会は二十三日、本会議を再開し、昨年十月の台風19号への市の対応に関する検証報告書について、代表質疑を行った。市内各地での浸水被害は多摩川の記録的な増水によるもので想定外だったと結論づけた報告書に、各会派は「被害防止への取り組みが不足していた」「想定できなかったと断言することは難しい」と批判した。 (大平樹)

 公明の浜田昌利議員が、雨水を多摩川に流す排水樋管の水門について、雨が降っていれば全開とする操作手順の妥当性や、逆流を想定外とした理由をただした。金子督・上下水道事業管理者は「操作手順はこれまでの多摩川の水位であれば機能したが、経験したことのない水位となって甚大な被害となった」と述べ、かみ合わなかった。

 みらいは堀添健議員が、第三者の専門家による検証を今後行うのかどうかを聞いたが、金子氏は明言せず「報告書の客観性と透明性は確保できている」とするにとどまった。

 共産は石川建二議員が、中原区の市民ミュージアムの地下収蔵庫水没について、多摩川の氾濫を想定して収蔵品を避難させるべきだったと指摘したが、向坂光浩市民文化局長は「収蔵庫内での管理を前提としていることから、リスクを伴う収蔵品の移動は想定しなかった」とこれまでの主張を繰り返した。

 浸水被害のシミュレーションにかかった費用にスポットを当てたのは自民の末永直議員。金子氏は二千九百八十一万円の随意契約で発注したことを明らかにした。末永議員は「契約の例外とされている随意契約だと市民の理解は得がたい」と指摘。金子氏は、この業者には別の調査を一般競争入札で発注済みだったため効率化でき「約七百万円を削減できた」と理解を求めた。

 臨時会は代表質疑後、台風時に周辺が浸水した川崎区の河港水門などの改修に四億四千六百万円を追加する一般会計補正予算案など九議案を原案通り可決し、閉会した。

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