2022年放送予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が6月9日に収録を開始した。主演として主人公である北条義時を演じる小栗旬のコメントも発表された。
小栗旬主演!大河ドラマ「鎌倉殿の13人」収録現場の様子【写真】
三谷幸喜が脚本を担当する「鎌倉殿の13人」は、源平合戦やその後の鎌倉幕府誕生を背景に、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした北条義時の生きざまが描かれる。
6月9日に収録されたのは、北条義時(小栗)が、京での任務を終えて北条の郷に帰った父の時政(坂東彌十郎)と共に、三浦義澄(佐藤B作)と義村(山本耕史)のあいさつを受けるなど、若き義時の姿を捉えたシーン。片田舎の豪族の家に生まれ、野心とは無縁だった若者がいかにして武士の頂点に上り詰めていくのか、物語の端緒となる一場面となる。
小栗は「前日までは『とうとう始まってしまうな』とか『始まったら後戻りできないな』という思いがありましたが、いざ現場に来てみたらすんなりと始まれたな、というのが正直なところです。義時は目立つキャラクターではなく、周りに目立つ人がたくさんいますので『このドラマ、誰が主役なんだっけ?』という形で進んでいきたい、と演出陣とも話しています。ですから、主役だからと気負うことなく“なんとなく”現場にいるという感じを大事にしています。徐々に浸透していって、あるときから義時が舵を切る瞬間にやっと『あ、この人が主役だったんだ』となれればと思っています」と思いを語る。
さらに「『源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていきたくないんだ』という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます。大河ドラマでもなければ、これほどのキャスティングの中に入れることもないですし、次から次へと“つわもの”が現れてきますので、それを僕自身も楽しみたいと思います」と意気込みを明かしている。
本作では源頼朝を大泉洋が演じるほか、義時の初恋の人にして頼朝の最初の妻である八重役の新垣結衣、頼朝の弟である源義経役の菅田将暉など、キャストには多彩な顔ぶれが揃う。(編集部・大内啓輔)
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