【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連は9日、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気減速にもかかわらず、地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)濃度が今年、記録的なレベルに上昇しているとの報告書をまとめた。
報告書によると、欧米や日本などが都市封鎖や外出自粛などを強化した今年4月上旬、1日あたりの世界のCO2の排出量は前年比17%減と2006年のレベルまで大幅に減少。各国の経済活動が段階的に再開された6月初旬でも、減少幅は5%程度だった。
しかし、今年前半の大気中のCO2濃度は、観測拠点の米ハワイやオーストラリアのタスマニア島で前年から増加した。報告書は「(コロナによる)今年の減少の影響はほんのわずかで、長期的な排出の結果を反映した」などと分析した。
報告書では16~20年が、史上最も暖かい5年間になると予測。氷河の減少や海面上昇のペースが加速しており、各地で相次ぐ異常気象や気候変動は人為的な原因によるものと強調した。
グテレス事務総長は「新型コロナからの回復を、より良い未来を築くための機会にしなければならない」とクリーンエネルギーなどへの移行を訴えた。
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