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Tuesday, April 14, 2020

台風19号 市の対応「妥当」 検証報告書 浸水対策不十分の声も:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

 昨年十月の台風19号による被害について、川崎市は十四日、浸水した経緯や市の対応などを検証した報告書を正式に取りまとめた。多摩川の記録的な増水によって雨水の排水管が逆流し、住宅地や中原区の市民ミュージアムが浸水したことを説明した一方で、増水による影響は想定外だったとして、市の対応は妥当だったと結論づけた。 (大平樹)

 報告書は、▽情報収集や避難所運営、被災者支援など全市的な対応▽中原区のとどろきアリーナの浸水▽同区の市民ミュージアムの浸水▽雨水を多摩川に流す「排水樋管」周辺の浸水▽高津区の平瀬川や多摩区の三沢川など河川周辺の浸水−の五部構成。

 排水樋管周辺について、多摩川の水が逆流して市街地に浸水した経過を説明。逆流を防ぐための水門を開けたままにした市の判断は、「操作手順どおり行われていた」と強調。地下収蔵庫が浸水した市民ミュージアムも「必要な対策は取られていた」とまとめた。

 全市的な対応では、市街地の冠水や内水氾濫の発生など被害情報が市本部に集まらなかったことや、職員の経験によって避難所運営に差が出たことなどを課題に挙げた。情報収集態勢の強化や避難所運営マニュアルの見直しなどの改善を図るという。

 福田紀彦市長は十四日の臨時会見で「課題が浮き彫りになった。一つ一つ克服していく」と述べた。市職員だけで検証した妥当性を問われると、専門家にも意見を聞いたとして「それぞれから厳しい見方をされ、専門的見地から意見をもらった」と理解を求めた。

 逆流を想定できなかった不備については、専門家から二〇一七年の浸水被害を受けての検討が不十分だったと指摘されたことから「そう言われると今はそうだなと思う。指摘はしっかり受け止めたい」と述べるにとどまった。

 この報告書を巡り、今月十日の市議会文教委員会では「すべて想定外で、必要な対策は取ったという結論は難しいのではないか」と委員から批判の声も出ていた。

 報告書は、福田市長が二十一日の市議会臨時会本会議で説明した後、市ホームページなどで公開する。

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April 15, 2020 at 05:04AM
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