2007年のF1チャンピオンであるキミ・ライコネン(アルファロメオ)は今年9月、2021年シーズン限りでのF1引退を発表。デビューから20年近いキャリアについに幕を下ろすこととなった。
ライコネンの引退には、F1で4度王者となったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)や2度の王者であるフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)らが、ドライバーとしてもひとりの人間としても寂しくなるだろうと語っている。
ベッテルは2015年から2018年まで、フェラーリでライコネンのチームメイトとして戦っていた。そして彼はライコネンが長年変わらない姿勢を貫いてきたことに”多大な尊敬”を抱いていると語っている。
ベッテルはライコネンの引退そのものは「自然なことだ」としつつ、次のように述べた。
「時間は過ぎていくモノだ。そして彼には”その時”が来たんだ。それは僕にもいつかやって来るモノだし、(若手の)ランド(ノリス/マクラーレン)にもいつか来ることなんだ。まあ、それはまだ先のことではあるけれどね」
Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing, Sebastian Vettel, Aston Martin
Photo by: Alessio Morgese
「とても自然なことだろう。彼が居なくなるのが寂しいかと言われれば、答えはイエスだ。彼は本当に人格者だったし、彼とチームメイトだった時期は楽しませてもらった」
「フェアに言っておくと、僕は以前から彼を知っていたし、僕が会ったドライバーの中でも、今日まで変わっていない数少ないドライバーのひとりだ。僕が若い頃にF1へ足を踏み入れたときから、彼はすでに凄く評価を得ていたドライバーだった」
「凄く尊敬している。キミとは何か言い合いになったり、問題を抱えたりすることはないと思う。もしそうなったなら、問題は彼じゃなく、自分にあるんだ」
「彼は偉大な人物だ。連絡を取り続けようと思っている。彼の活躍を祈っているけど、寂しくなるね」
また、2014年にフェラーリでチームメイトだったアロンソはライコネンについて、サーキットから離れると”非常にいい奴”だったと語っている。
「F1からキミが去ると、寂しくなるだろうね」と、アロンソは言う。
「彼のことはかなり好きだった。彼はこのスポーツを彼なりに愛して、そしてF1で長く過ごしてきた」
「いつも凄く正直な男だったと思う。それがキミの好きな部分だ。世間では彼のことを”アイスマン”だとか言っていると思うけど、サーキットの外で会うと凄く良いやつなんだ」
「空港やレストラン、パドック外の環境で会うと、キミは全然違った人間になるんだ」
「前も話したけど、彼はF1でも傑出した人間だった。そのキャラクターも珍しいモノだったから、彼が居なくなると寂しいだろうね」
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