アルピーヌのエステバン・オコンは、フェルナンド・アロンソという偉大なチームメイトと組めるのは、非常に光栄なことだと語る。
先日行なわれたF1第20戦カタールGPで、アロンソが3位表彰台登壇を果たした。彼にとってこの表彰台は、フェラーリに所属していた2014年のハンガリーGP以来、実に7年ぶりの表彰台ということになった。
アロンソは2018年シーズンを最後に、一時F1を離れていた。その後、WEC(世界耐久選手権)やダカール・ラリー、インディカー・シリーズなどに参戦。ル・マン24時間レースでは2018年と2019年に2年連続で勝利を手にし、WECの2018-2019年シーズンには年間チャンピオンにも輝いた。
そして2021年、2年のブランクを経てF1に復帰。しかしそのブランクを感じさせぬパフォーマンスを見せて安定して入賞を続け、ついに表彰台に返り咲いた。
また表彰台には繋がらなかったが、ハンガリーGPでは後方から迫り来るルイス・ハミルトン(メルセデス)を執拗に抑え込み、チームメイトであるエステバン・オコンの勝利をサポートしてみせた。そして今回のカタールGPでは、ハンガリーの”お返し”を求めるような格好で、オコンに対して「ライオンのように(セルジオ・ペレス/レッドブルを)抑えるように言ってくれ!」と無線を飛ばした。
アロンソは2001年にミナルディからF1デビュー。つまり今年で、デビューから20年経った今もF1で戦い続けているというわけだ。そのモチベーションを長く維持していることに、オコンは感銘を受けているという。
「僕はフェルナンドに、非常に大きな敬意を払わなければいけないと思う」
そうオコンは語った。
「彼がどれだけのモチベーションを持って挑んでいるのか、そして今の彼の年齢で、そしてどれだけの経験を持ち、このスポーツでどれだけのことを達成してきたのかを知っている」
「それは印象的と言う以上のモノだ。彼はこのスポーツの伝説の一部だよ。(アイルトン)セナや(ミハエル)シューマッハーなどと同列のポジションにいるんだ」
「他のドライバーと比較して、彼が経験から何を出してきて、様々なことをどう考えているかということは、前例がないことだと思う」
そんなアロンソとチームメイトとして共に戦えるということは、誇りに思うとオコンは語る。
「彼のように考え、彼のようにレースを組み立てる人は、他には誰もいないと思う。だから彼のチームメイトであり、共通の目標のために共にプッシュしていくことができるのを、誇りに思っているんだ」
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からの記事と詳細 ( オコン、アロンソと”チームメイト”であるのは光栄「彼はセナやシューマッハーと同じF1の伝説」 - Motorsport.com 日本版 )
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