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Tuesday, July 14, 2020

その報告書では上司が納得しない、「SWOT分析」の落とし穴 - ITpro

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 「新規事業を考えてほしい」。エンジニアがそうした指示を受けることがあります。新しいプロジェクトを任されたときは、まず自社の既存事業がどのような状態にあるのか正しく理解することが求められます。

 そうしたとき、多くの人が試みるのがSWOT分析です。Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4種類の観点で事業を分析するものです。しかし現実には、説得力に欠ける分析結果が少なくありません。上長を納得させることができず、困っているエンジニアを見かけることがあります。

 どうすれば説得力が高まるのでしょうか。今回は、コンサルタント流のSWOT分析のノウハウを説明します。

4象限の区分では説得力のある分析になりにくい

 SWOT分析といえば、一般的には4象限の区分がよく使われます。実はこの枠組みで分析をしても、説得力のある結果にはなりにくいのが現実です。

 問題点の1つが、観点の漏れです。思いつくままに書き込むだけでは、必要な観点が漏れてしまいがちです。重要な観点を見落としてしまえば、分析結果は適切なものになりません。

 客観性の確保も容易ではありません。例えば冷静に競合と比較すると「弱み」であるにもかかわらず、その担当者の思い込みによって「強み」として取り扱われてしまうといった可能性もあります。

 具体的に、総合電機メーカーのPC事業を例に考えてみましょう。あるエンジニアが、現在の事業について以下のようなSWOT分析をしたとします。

4象限の区分を使ったSWOT分析の例

4象限の区分を使ったSWOT分析の例

(出所:小早川 鳳明、以下同じ)

[画像のクリックで拡大表示]

 一見さまざまな観点で分析されていると思うかもしれません。しかし実際には、商品の性能やプロモーションなど漏れている重要な観点がいくつもあります。

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