ボルトの破断によって機体から外れたテールローター=2017年11月(運輸安全委提供) |
運輸安全委員会は二十三日、群馬県上野村で二〇一七年十一月、東邦航空(東京)のヘリコプターが墜落、炎上して機長や整備士ら乗っていた四人全員が死亡した事故の調査報告書を公表した。ボルトの破断でテールローター(後部回転翼)が外れ、操縦不能に陥ったのが原因。事故一カ月半前の整備作業で、破断の引き金になった部品の損傷が見つかっていたのに対策が不十分だった。
報告書によると、墜落したのはエアバス・ヘリコプターズ製「AS332L」で、事故前一年間は死亡した男性整備士一人で全ての整備を担当。一七年九月の点検では、テールローターで亀裂ができている部品が見つかったが交換作業は一部にとどまった。整備を管理している部門への報告も怠った。
エアバス社は高温多湿の環境で駐機した場合、部品への潤滑剤注入の頻度を上げるよう指示していたが、整備士に伝わっていなかった。こうした問題が重なり部品の損傷が進行。飛行中に破断する結果となった。
報告書によると、ヘリは物資輸送が主な業務で、事故があった一七年十一月八日は移動のため山梨県早川町から栃木県芳賀町に向かう途中、異常な振動があり、上野村の河原に緊急着陸しようとした際に墜落した。
安全委は東邦航空に対し、不具合を見つけた場合にメーカーに速やかに報告することや整備士への注意事項の徹底を勧告した。
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April 23, 2020 at 12:30PM
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群馬ヘリ墜落 整備不良で回転翼脱落 安全委報告書:社会(TOKYO Web) - 東京新聞
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