テレビ静岡
静岡市の職員が、付けてもいない津波避難の看板を業者に「設置した」と、うその報告書を提出させていました。
静岡市によりますと、40代の男性職員は2015年からの3年間、津波の看板や路面標示に関する13件の工事契約で、業者にうその報告書を提出させていました。
職員が設置場所を決めなかったため工事は行わず、業務完了報告書には完成イメージの合成写真が使われていたということです。
結果、7つの業者に2200万円余りが支払われ、市は返還を求める方針です。
この職員は「予算を執行しなければと思った。業者が何とかしてくれると思った」と話していて、市は停職6ヵ月の懲戒処分としました。
職員の不適切な対応で津波注意の看板など249ヵ所で安全対策に遅れが生じています。
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