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Sunday, February 9, 2020

コンクリート診断士 記述式は報告書作成の要領で - 日経xTECH

 コンクリート診断士試験を構成する択一式と記述式の問題のうち、記述式では、診断技術の動向や診断士の心構えなどを論じる問題Aが2018年度までで廃止された。記述式は19年度から、主に診断士としての実務能力を問う問題に絞られている(図1)。

図1■ 難し過ぎた問題Aは廃止された

田淵一光氏の資料を基に日経コンストラクションが作成

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 コンクリート診断士試験の対策で十数年の指導歴を持つ田淵一光氏は、受験者の大半を占める若手技術者が問題Aを特に苦手としていたと指摘。廃止によって、近年は15%前後で推移してきた合格率が今後、18%程度まで上昇すると予測する。

 田淵氏は記述式について、「コンクリートの診断報告書を書く能力の有無が試される問題」と位置付ける。変状や劣化の状況を正しく診断する能力と、今後30~50年にわたり供用し続けるための維持管理計画を立てる能力が問われるという。近年は複数の劣化原因が潜む複合劣化の問題が多く、難度が上がっていると同氏はみる。

 攻略法として市販の参考書などで学ぶことを勧める一方で、問題集に載っている解答例を必ずしもまねなくてよいとするのが田淵氏の考えだ。「見出しが1つもなく、全文を読まないとどこに何が書いてあるか分からない超長文の解答例がある。長文を書き慣れていない若手技術者にとって書くのが難しいだけでなく、採点者も問題文との照合に時間がかかって苦労するはずだ」

 記述式問題では、報告書のように小見出しを入れたり、必要に応じて箇条書きを交えたりして答案を書くよう田淵氏は勧める。例えば、変状の原因を問われたら、まず結論を通常の文章で述べ、それが原因と考えられる理由を挙げるのは箇条書きでよいとする。

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