将棋の藤井聡太棋聖(19)=王位、叡王=が10日、都内で開催された第92期棋聖就位式に出席した。
前夜の竜王戦第1局で激闘の末に豊島将之竜王(31)を下したのは午後7時25分。約15時間後、午前10時30分開始の式に、藤井は黒紋付き羽織袴姿で登壇した。
6~7月の棋聖戦五番勝負で挑戦者・渡辺明名人(37)=棋王、王将=を3勝0敗で退けて史上最年少のタイトル防衛を果たした藤井は「初めての防衛戦で力んでしまわないよう、前期と同じく挑戦者の気持ちで臨めればと思っていました。来期はより良い将棋をお見せできるよう精進してまいります」と謝辞を述べた。
今期はこれまで全棋士1位の37局(31勝6敗)。6月から4つのタイトル戦に臨む過酷な日程が続く。2日制タイトル戦の翌朝に就位式を設定せざるを得ない状況は異例だが「自分としては一局ごとに見つかる新しい発見や自分の課題を次の対局につなげる良いサイクルでできています」と前向きに捉える。
記念の扇子には「雲外蒼天」としたためた。「強くなることで今まで見えていなかった新しい景色が見えてくるのかなと」。雲を抜けた青空の下にいるような表情で言った。棋力のみならず、心身の強さが進撃を支えている。(北野 新太)
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