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Wednesday, October 13, 2021

鈴木愛理、約2年ぶりの単独公演に思い馳せ19曲熱唱 - ORICON NEWS

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 歌手の鈴木愛理が13日、日本武道館にてワンマンライブツアー『鈴木愛理 LIVE 2021〜26/27〜』を開催した。ライブタイトルにも“26/27”と記されているように、鈴木が26歳から27歳へとわたる期間で発表してきたさまざまな楽曲を総まとめでライブ披露する晴れの舞台。当日は感染予防対策を徹底した上で観客約5000人を動員し、初披露曲やメドレーを含む全19曲が歌唱した。

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 白ドレス衣装でステージに現れた鈴木は、生バンド演奏をバックに観客の視線を一身に集めながら最新デジタルシングル曲「Be Brave」でライブをスタート。「皆さんこんばんは、鈴木愛理です。素敵なライブにしようね!」と会場に呼びかけ、冒頭からアグレッシブな歌唱で会場を魅了した。

 最初のブロックの終わりには、先日ミュージックビデオ(MV)が公開されたばかりの「rescue」(楽曲提供:Amber's)。「みんなちゃんと予習してきてくれたかなー?」と快活にあおりを入れ、歌詞にも愛を感じさせるアップテンポチューンで会場を一つにまとめあげた。

 MCではこの日の雨模様に思いを馳せ、鈴木が所属していた℃-ute時代の大きなライブの日に雨が降ると成功するというジンクスを思い出す場面も。コロナ禍の影響で鈴木の単独公演は約2年ぶりの開催となったが、「この雨は、きっと地球全体が喜んでいる雨だ!と思っています。みんなともやっとここで、音楽でひとつになれるね」とコメント。また、この2年間を「自分を見つめ直す時間が増えた時期でした」とも語り、吉澤嘉代子の楽曲提供による新曲バラード「笑顔」をアコースティックギターの響きとともに初披露した。
 転換開けの中盤では、パラリンピックにも参加した5人組ガールズブラスユニット・MOSがパフォーマンスに参加。ブギーナンバー「Let The Show Begin」では彼女たちのブラスサウンドに鈴木のパワフルな歌唱が乗り、会場の熱気を一気に盛り上げた。

 MCでは歓声の代わりに観客の拍手による大きなコール&レスポンスが会場に響きわたった。後半戦では℃-uteやBuono!時代のヒット曲やソロ曲のメドレーを交え、鈴木雅之とのコラボで話題となった「DADDY! DADDY! DO! feat.鈴木愛理」で華やかに本編ラストを締めくくった。

 アンコールでは、直前にSNSでの予告が行われていた新曲「ハイビート気分」をご機嫌なテンションで披露。MCでは来年にニューアルバムをリリースすることも発表され、会場が大きな拍手に包まれた。アルバムタイトルや発売時期などの詳細は後日発表となる。

 「ソロデビューで武道館に立った時と今と、心のなかで少しステージに立っている時の感情が違います」と鈴木。コロナ禍で公演が中止になるなどの苦しい展開もあった一方で、たくさんの出会いと勉強する機会があったという。その積み重ねを経て「DADDY! DADDY! DO! feat.鈴木愛理」で鈴木雅之と共演した際にこれまで培ってきたものを全て表現にぶつけ、自分に納得することができた。

 「歌うことは好きだし、私にかかわってくれる人たちが笑顔になってくれること、明日も頑張ろうって思える歌を届けることが私のやりたいことなんだなって、それに改めて気づけた2年でした」と感極まった様子で会場のファンに打ち明けた。

 そして、この日の初披露楽曲の締めくくりにはwacci提供楽曲「光」を初披露。「初めての失恋じゃないバラード曲です」という曲紹介に続き、鈴木による祈るような温かい歌唱が届けられた。

 この日の日本武道館公演の模様はオフィシャル映像配信サイト『HELLO! PROJECT STREAM ONLINE STORE』にて11月7日よりストリーミング配信される予定。

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