３年前、群馬県上野村でヘリコプターが墜落して４人が死亡した事故について、運輸安全委員会は、テールローターと呼ばれる回転翼の部品の一部が損傷していたにもかかわらず、点検や整備で異常に気付けず事故につながったなどという報告書をまとめました。
３年前の平成２９年１１月、東京の航空会社、東邦航空のヘリコプターが群馬県上野村で墜落し、パイロットと整備士の４人全員が死亡しました。
運輸安全委員会が公表した報告書によりますと、機体の姿勢を保つために機体後部に設置されているテールローターと呼ばれる回転翼が機体から分離し、操縦不能となって墜落したということです。
運航会社は、テールローターに不具合があったものの、事故の２か月前の点検や整備で部品の損傷に気付くことができず適切な処置が講じられなかったことが事故につながったと結論づけています。
運輸安全委員会は、今回の不具合について、整備点検のマニュアルに詳細な記載がなかったことが見落としの原因になったとみて、不具合がある時には機体の製造会社に知らせ、技術的な指示を求めるよう呼びかけています。
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April 23, 2020 at 08:19AM
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