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Monday, January 6, 2020

「フェルスタッペンと組むのはポジティブ」F1で2年目アルボン、躍進なるか? - Motorsport.com 日本版

 2019年にF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボン。当初の所属チームはトロロッソだったが、シーズン後半からはレッドブルに昇格した。これはシーズン開幕時にレッドブルのドライバーだったピエール・ガスリーの不調に伴い、シートを入れ替える決定が下されたためだった。

 アルボンはレッドブル昇格後の9レースで76ポイントを獲得。チームメイトであるマックス・フェルスタッペンが同期間で97ポイントの獲得となったことと比べれば、大健闘の結果だったと言える。

 しかし純粋なペースで言えば、フェルスタッペンの優位性は明らかだ。結局レッドブルの3勝と全ての表彰台は、フェルスタッペンの手によって成し遂げられたモノだった。

 アルボンは2020年シーズンもレッドブルに残留することになっているが、フェルスタッペンと渡り合うのは簡単なことではない。しかしアルボンは、F1で2年目を迎える自分にとって、フェルスタッペンと組むことがポジティブな要素だと考えているようだ。

「誰もが、彼が速いことを知っていると思う。そして彼のことを誰もが知っている」

 アルボンはフェルスタッペンについてそう語った。

「それは僕もよくわかっている」

「彼がどれほど速いのか、そのことに僕は感謝している。僕にとっても良いことなんだ。彼がいることは、僕にとって良い学習になると思う。そして、グリッド上で最速ではないドライバーと組むよりも、自分を準備するためには素晴らしい方法なんだと感じている」

「学習の過程を、スピードアップする良い形だと思うよ! それはポジティブなことだと思うし、差を縮めるという目標があるのも良いことだと思う」

「それは僕が求めていたことだ。そして僕にとっては、彼の評判が高いから、良いことだと思う。それは自分自身のことをアピールし、その力を証明する良い方法だと思っている」

 フェルスタッペンは2019年シーズンに完璧なまでのパフォーマンスを披露した。そしてその戦いぶりから、2020年には一躍タイトル争いに加わるのではないかと見る向きもある。しかしアルボンは、その差を埋められない理由はないと主張する。

「どんなことでも可能だ!」

 アルボンはそう語る。

「『もう嫌だ! 家に帰る!』なんて言ったことはないからね」

「でももちろん、彼はとても速い。でもそれは一部分に過ぎないし、普通のことだ。僕がコーナーをうまくクリアできた時、すごく速いことは分かっている。そういう時、一般的には彼よりも0.002〜0.003秒速いんだ」

「それが、僕らが戦っている場所だ。でも、不可能なことは何もない」

「彼の方がクルマに慣れているだけのことだ。彼はこのチームで何年も過ごし、マシンからタイムを引き出す方法を知っている。でも、僕にとってはまだ学んでいる途中なんだ」

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