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Saturday, July 18, 2020

ロッシ、チームメイトから遠い予選11番手。最大の違いはブレーキング? - Motorsport.com 日本

 2020年MotoGP第2戦スペインGPのMotoGPクラス予選で、ヤマハのバレンティーノ・ロッシはQ2に進出したものの、11番手タイムと上位に迫ることは出来なかった。彼はレースウィークを通じてリヤタイヤの消耗とグリップ不足に悩まされてきた。これは昨年から尾を引いているものだ。

 その一方でペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがポールポジション、ロッシのチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスが2番手に並ぶなど、ヤマハ勢の中でも明暗が別れる結果となった。

 クアルタラロとビニャーレスは、いずれもロッシより1秒近く速いタイムをマークしており、その差は実に大きい。ロッシに彼らのとのデータ比較を通じて何か原因は見えているのかと訊くと、彼はこう答えた。

「金曜日にはとても大きな違いがあった。僕はマシンバランスに良いフィーリングを持てていなかったからだ」

「そして今日(土曜日)、僕らは改善を進めてきた。正直に言って、データを見ると僕らは非常に似通っているんだ。でも、彼らはどこでも強さを発揮している」

「通常、マーベリックはブレーキング時がとても速い。彼は僕よりも少し早くマシンを減速させることができるようだ。これが主な問題だ」

「昨日と比べると大きく改善しているけど、まだ改善は必要だ。ダビデ(ムニョス/クルーチーフ)と一緒に作業に取り組んでいるんだけど、もう一歩を進めるには時間が必要だ」

「今のところ、トップ3の選手(クアルタラロ、ビニャーレス、マルク・マルケス)はとても、とても強い。ヤマハの場合は特にクアルタラロとマーベリックが非常に速く走れている」

 またロッシは来季に向けたペトロナス・ヤマハSRTとの契約交渉についても口を開き、チームメンバーの構成という点にこだわりを持っていると語った。

 そして開幕連戦で良くない結果となった場合、契約に影響はあるのかと問われると、彼は「そうは思わない」と答えた。

「僕が言いたいのは、僕らは既に話し合ってきて、殆どのことに合意しているということだ。僕らは急いでもいないし、いくつか詰めるべき詳細もある。さっきも言ったように、序盤戦の結果がそういった状況を変えることはないよ」

 

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